今回短いです
選手ファーストって何でしょうか。
本邦で昨年リーグ戦2位だったクラブでは「移籍したい選手を無理に引き止めない」ときによく使われている印象です。
選手のやりたいようにやらせてわがままを叶えてあげるのが選手ファースト?っていうと多分違いますよね。
そういうことじゃないはずですし、クラブとしてもそんなことを想定しているわけじゃないはず。
で、私思ったんですけどこの「選手ファースト」の本当の意味って
『市場価値を可能な限り高い状態にしてあげる』
ことが「選手ファースト」なんじゃないかなって。
旬が長いとは言えないサッカー選手において、より価値をつけてあげることがこれからのキャリアにもつながります。*1
選手という個人事業主と真っ向から誠実に向き合うこと、それが選手ファーストでしょう。
まあそうしたらもっとちゃんと個人の技術やサッカーIQにフォーカスしてあげろよと思いつつ、そこはキューウェル新監督に頑張ってもらいましょう。
話を戻しますと、例えば西村選手であればあのタイミングとはいえスイスに渡欧し、あわよくば欧州の大会も経験するとなると彼の市場価値は高まるでしょう。
またその前の高丘選手もきっと同じ思想になるのでしょう。
個人的に100%の応援でもって受け入れるのはなかなか難しい反面、現状チームとしてというよりも、リーグとして価値を提供するにも限りがあるなというのは感じております。
そこを掘り下げだすのキリが無いので今回は割愛します。
ただ、私はそれだと「選手ファースト」は足りていないと思います。
まずもって、今現在マリノスに在籍していることで市場価値を落とし続けている選手が存在していると私は思います。
その選手たちについて、
「マリノスではなく、もっと輝ける場所への旅立ち」
を勧めてあげることが出来ていないのではないか、と私は思います。
隠す必要性もないですし、あくまで”現段階”での話でしかないため、具体的な名前を出させていただきますが、例えば宮市選手は直近のACLでもそうでしたが、やはりシビアな戦いになるとすべての要素が足りておらず、根本的な実力が足りているように見えません。
俊足とよく言われますが、一瞬のオフザボールに長けているわけでも、プレスのかけ方が上手いわけでもなく、キックの質も低く、判断も悪いと感じる場面が多かったです。
正直なところ奇跡的なバウンスバックに期待するより、彼自身がもっと自分の輝けるクラブ、カテゴリに移った方が幸せなサッカー人生を歩めるのではないかと思ってしまいます。
多分経験がある方もいると思うのですが、自分の力量とあまりにかけ離れた環境でそれでも干されるわけにもいかずに実力の無さを晒され続けるのはきついものがあります。
これはプロだろうが同じですし、むしろシビアに価値が下がる分良くないと思います。
契約ごとではありますが、彼のような選手*2に対して適切な対応を出来ていないのに「何が選手ファーストだ」と思ってしまいます。
チームに合わない選手、実力の足りない選手を編成の都合で無理やり使わざるを得なくして、恥をかかせて、選手としての価値を下げる。
それは選手の為になっているのでしょうか。
放出というのは何もただ要らないから、クビにするから、ということではありません。
もっと輝ける環境を探す、考えさせるためのものです。
本当に選手のことを第一に、大切に思うなら
「贔屓クラブで合わない戦術や足りない実力に苦しみながら恥を晒し、価値を下げ続けること」
と
「下部カテゴリの他クラブでのびのびプレーし、輝くこと」
と
貴方はどっちが見たいですか。どっちがいいと思いますか?*3
以上です。