錦鯉独演会~バカが来た~に行ってきた

こんにちは。

先日の7/28に芸人錦鯉の独演会「バカが来た」に行ってきました。

単刀直入に言うと面白すぎて笑いっぱなしだったのですが、感想なり思ったことなりを書いていきたいと思います。

 

まず私が錦鯉を知ったのは2019年M-1の敗者復活戦でした。

大御所感溢れる見た目、とんでもない年齢と芸歴からどんなネタをやるのかと思っていたら「まさのり数え歌」*1を披露。あまりのバカバカしさに大笑いし衝撃を受けました。

その後2020年M-1で決勝進出。この年はおいでやすこがの歌ネタが1stラウンドで大ハネし、最終決戦ではマヂカルラブリーが優勝した年ですが、決勝に残った3組*2以外の優勝候補とされていた芸人たちがいま一つハネ切らなかった中でジジイが出てきてパチンコ台のネタを披露したのは記憶に新しいのではないでしょうか。

結果僅差で最終決戦進出とはいきませんでしたが、錦鯉のブレイクのきっかけは2020年のM-1で間違いないでしょう。

そして語るまでもなく2021年のM-1で優勝しましたが、やはりというか優勝した時はうれしかったです。

ただ、50歳と43歳がM-1で優勝したという事実は燻っている中年芸人が芸人をやめるタイミングをますます見失うんじゃないかなんてことも一部でささやかれたりもしましたね。

 

話を戻しますが、錦鯉独演会の会場の朝日生命ホールが固定席368、立見席60なのですが、立見席の開放はなく、固定席はほぼほぼ埋まっている状態で*3当たり前ですが錦鯉の人気を感じました。

 

はっきり言って錦鯉のネタは深いネタとか伏線が張っているようなネタ、いわゆるお笑いオタクが好みそうな構成の美みたいなのはなくていかに「長谷川雅紀」という超一線級のウルトラバカを際立たせるかのみにこだわっています。

そしてその際立ったバカがあまりに突き抜けすぎて面白い、そんな芸人です。

M-1優勝のあと、テレビでネタをやっているのも何度か見かけましたがどこかで見たことあるな?みたいなネタが増えてきており、やはり多忙と高齢による体力低下でなかなか新ネタを作ることもかなわないのか…なんて思っていましたが全くそんなことはなくオール新ネタ9本でした。

どれもこれもありとあらゆる方向からまさのりさんがバカをやってパワーで笑わせてくる、そんなネタでしたがそれでもめちゃくちゃ面白かったです。

笑い過ぎてちょっとどうかなってしまうんじゃないかというくらい笑いました。

構成は今更語るのも野暮なくらい「まさのりさんがバカである」ことを押し出したネタでしたが、心なしか「バカの世界に引きずり込む」強さが上がっているなと思います。

もちろんそれは私自身が錦鯉を初めて生で見たからそう感じたのかもしれませんが…

 

単独ライブではよくあるネタの合間の映像もかなりバカバカしく、「まさのりさんがX JAPANYOSHIKIになりたい」という願望をぶち上げて、それを的外れな形で叶えようとして失敗ばかりを繰り返す、バカ丸出しの映像でした。

大阪なので錦鯉のような笑いって受け入れられるのかなと勝手な心配をしていましたが、そもそも独演会のチケットを買って見に行こうとするような人間は笑うにきまっているのでいらない心配でした。

個人的に1つ心残りがあるとすれば、物販が行列長すぎてあきらめたところで、どうせならなにか1つくらい買っておけばよかったかな、とは思います。

片道30分圏内でよしもとの劇場に行ける距離なので、ライブを見ることはありますが単独は初めての体験で、本当にその芸人が好きじゃないと中々重いといえば重いのですが、それでも単独ライブゆえの初見ネタや空気感があるので、推しの芸人がいる方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

*1:これめちゃくちゃ面白いけど、Amazon Primeだと歌の権利の関係で全カットです。

*2:マヂカルラブリー、おいでやすこが、見取り図

*3:

https://www.sunskyroom.jp/asahi/