ラフプレーに対して誹謗中傷してはいけない理由

こんにちは。

 

サッカーの中で、時折「あっ…」となってしまうラフプレー

思わず目をそむけたくなるシーンなどもたまにあります。

もし応援している選手がそんな目にあったら怒りの感情が沸いてくることもあるでしょう。

 

例えば今年はサンフレッチェ広島の満田選手が大けがを負ってしまいました。

私はこの時に満田選手の負傷の原因となるタックルをしてしまったアビスパ福岡の小田選手やひいてはアビスパ福岡を必要以上に非難し、誹謗中傷する流れがとても嫌でした。

それは別に小田選手が相手選手を怪我させようとしてわざとやったわけじゃないのだから大目に見ようとかそういうことではありません。*1

 

ただ、度が過ぎた誹謗中傷が起こると、ラフプレーをしてしまった側からしても選手を守るために誹謗中傷をしないことを要求するのは当然です。

本来ラフプレーというものは選手の能力の低さないしはチームとしての守備構造の甘さ、無理目な判断が引き起こしているもので、更に言うとそのようなラフプレーが必要以上に非難されがちなのはVARがありながら適切な判断を下せない審判団によるものです。

怪我をした選手は気の毒ですが、今後起こらないためにどうするべきか、また審判はどう裁くべきかをちゃんと議論する場になるべきなのに、ラフプレーをした選手の個人攻撃にとどまってしまうとラフプレーをしてしまった側も自分自身のプレーを見つめなおすより先に誹謗中傷に対応するしかなくなります。

 

つまるところ、ラフプレーに対するファンサポーターの誹謗中傷は、選手などの関係各所が改善するためのチャンスをつぶしてしまっているように私は思えてなりません。

それがラフプレーに対して誹謗中傷してはいけない理由だと私は考えています。

*1:とはいえわざと怪我させてやろうという意図はないでしょう。そんなのは現役時代のロイ・キーンかケビン・マスカットくらいです。