こんにちは。
ついにキューウェル監督が解任されてしまいました。
カンタンに語ります。
●顔の見えない意思決定者
前任のマスカット退任を受けて、キューウェルを選択したメインの人物は誰なのか
というのが分からないのが多分ケチのつけ始めなのでしょう。
中山昭宏氏が主体的に監督選考に関与していたというのは想像しにくいですが、本当のところは分かりません。
キューウェルがCFGの監督リスト内の人物か、それともリスト外の人物かは特段これという報道は無かったのでどちらとも言えないわけで、そこには一旦言及しないことにします。
●不健全な体制と組織の歪み
実をいうと中山昭宏氏の前から、黒澤良二氏が社長と強化の責任者を兼任していた時期はありました。
21年オフに昼田宗昭氏、小倉勉氏の2名が退任後、当時社長だった黒澤氏が強化責任者を兼任していました。
社長業と強化責任者では全く求められる能力も違いますし、普通に考えてよほど規模が小さいクラブでなければ両立が難しいものであることは容易に想像がつくでしょう。
その体制を是正することなくつごう2年以上進んできた、ということに体制の不健全さを感じずにはいられません。
ここは邪推ですがあえて強化責任者として矢面に立たないことで得をする人物が当時いた(なんなら今もいる)のではないか、と思ってしまったりもします。
よほどの間抜けじゃなければ中山氏が強化責任者としてぶん回っているなんて思うわけもないでしょうし、中にいて選手や首脳陣を査定し、チームの強化の為に編成を進めていくはずの人物が何一つ責任を取らなくていいという歪な組織になってしまっているように感じます。
●安易な選択(に見えてしまう)キューウェル招聘
実際詳細な情報が出ていない以上、キューウェル招聘の真意は分かりません。
もしかしたらいずれ出るのかもしれませんが。
中山氏は「アタッキングフットボールを深化させる」と言っていましたが、おそらく最終決裁しかしていない中山氏はそう答えるしかないでしょう。
中山氏ではない顔の見えない中の人物で、キューウェルを選択した人がいます。
実際どういったロジックでキューウェルをチョイスしたのかは知りたいですが、十中八九「ポステコグルー周りの人脈に縋る中で、たまたま監督をやってみたいキューウェルの席が空いていたから食いついた。」といったところじゃないでしょうか。
もちろんこれはあくまで想像ですがね。
逆に確固たるロジックがあってキューウェル選んだのならそれはそれで面白いんですけども…w
●強化より媚びを選んだ編成
とはいえキューウェルに関して同情できる点はあります。
それは編成バランスの悪さ、歪さと過密日程です。
本来編成に関していうと2023年シーズンに既にめくれていた弱点に補填をしなかったのは強化部の落ち度です。
このあたりの落ち度を無視してキューウェル一人に責任を負わすのは違うと私は思います。
キューウェルが経験の浅い監督であることを分かって招聘していた以上、編成で甘えたのは大きな失策と言えるでしょうし、キューウェルが監督としての手腕がなかったとしてもそれとは別の問題でキューウェルにリスペクトが欠けていたと私は思います。
冷徹に切り捨ててチーム強化をしないといけないところを、サポーター感情に媚びて本来であればもっと強化できたセクションをボロボロにしたのは失敗以外の何物でもないでしょう。
補強に関して具体名は出しませんが、過去の記事のG評価組と一部C評価組について言っていますので気になる方はご覧ください。
●クラブを甘やかすサポーターと蒙昧な番記者
どうしたってクラブに少なくない落ち度がある中で、どういう経緯でこんなことになったのか説明してほしい、明らかにしてほしいと思うサポーターの声は少なくありません。
当然でしょう。
「どうでもいいチームじゃない」からこそ、真剣に考えるからこそクラブからの説明を求めたいのは当然です。
それを「観客の分際で説明など求めるな。嫌なら去れ」というファミリーを極め切った宗教みたいな人がいますが、バカなのでしょうか。
はっきり言うとお前みたいなスタイルが正解じゃねえ。
多様な価値観がある中で、クラブのムーブが他人事じゃないからこそ批判的な感情やクラブにベクトルが向くのは当たり前のことだ。
そういった宗教的な妄信スタイルを是とするならサポーターはどんどん減っていくでしょう。
ベイスターズもビーコルセアーズもあるんですよ。
マリノスの選手が束になっても度会隆輝一人に知名度ぼろ負けですよ。
そして番記者はお話になりません。
知的好奇心も誠実さもなく、ただクラブの御用聞きなだけの間抜け。
AIどころか多分中学生でもできる仕事でしょう。
サポーターから金を貰って記事を書いている自覚もなく、クラブの方向だけ向いている風見鶏。
まあチームが駄目になるのも納得ですね。