都知事選で気になったこと

こんにちは

7/7に行われた都知事選について、興味深いデータがあったのでちょっと掘り下げてみたいと思います。

 

私自身は政治に対して深い考えのないいわゆる一般市民で、どれくらいかというと前回の都知事選は2020年にありましたがその時には後藤輝樹氏に投票したくらいの人間です。

なのでそれぞれの候補の政策などについて深く掘り下げるつもりはありません。

また、そもそも今は都内に住んでいないので、実際どのような動きがあったのか温度感は全く分かりませんが、ネットから垣間見える様子だけで語っているので適宜突っ込みどころを探しながら見ていただくくらいのノリで大丈夫かと思います。

 

●石丸伸二氏の若者人気

まずは下記の画像をご覧ください。

 

 

Xから拝借した都知事選における年代別の支持率ですが、石丸伸二氏(以下石丸氏)は圧倒的に若者世代から人気があります。

基本的に都知事選というのは現職が出れば現職が負けることはない、そのくらいの圧倒的な勝ち戦なわけですが、そんな中でも石丸氏が小池氏に対して若者世代で差をつけて支持されています。

実際年をとればとるだけ保守的になり、若ければ若いほど改革派を望む、というのはわかる話なのですが、ほかの候補と比べても石丸氏の支持が圧倒的だと思います。

 

メディアの露出という観点で見るとテレビよりネット発のいち地方自治体の首長ということを考えると、小池氏や蓮舫氏に比べると遥かに知名度がマイナスのところからスタートしながらも、ここまで票をとれたのはこれからの政治の動きが変わるかもしれないと少し希望は持てています。*1

 

そして次に話しますが、本来対抗馬として目されていた蓮舫氏の誤算についても書いていきたいと思います。

 

蓮舫氏の不人気

もちろん蓮舫氏は票を全く取れなかったわけではありません。

ただ、国政に20年以上携わっており、一時期は政権与党の中枢にも座っていた蓮舫氏が、現職の小池氏に肉薄することもできなかったばかりか、彼女に比べて遥かにキャリアの浅い石丸氏にも負けてしまっています。

これはかなり厳しいと言わざるを得なく、特に現体制のアンチテーゼという立ち位置でありながらも、若者票が伸び悩んだのは蓮舫氏のみならず、立憲民主党という政党自体の問題点とも言えます。

それは、立憲民主党は「現体制への反論」および「ライバルのネガティブキャンペーン」ばかりしていることです。

もちろん反論をするなとも、ネガキャンを全くするなともいう気はありませんが、どうにもそこが主目的になっている、ただ逆張りがしたいだけで実権を握らせたときに「お前らは何ができるの?」という観点で不信感を持たれているのではないかと思います。

また、今の若い人たちは強い口調で敵を打ちのめすような人に対して好感を持ったり、カタルシスを得るよりも引いてしまうんだなというのが発見でした。

蓮舫氏および陣営は「都知事になったらどうやって都を変えるか」と夢を見せないといけなかったところを、「あいつはあれが悪いこれが悪い」とネガキャンに終始してしまったのが敗因の1つだと思いますが、党自体にその風潮があるので根本的に変えて本当の野党として変わらないといけないと思います。

 

●これからの選挙

まず大前提として私はこの都知事選において特段支持する候補はいませんでした。

もし今年も都民で選挙権を持っていたのなら、おそらくまた後藤輝樹氏に入れていたでしょう。

そんな訳で政治的な意思全くなしでこれからの選挙について勝手に想像してみました。

 

まず石丸氏は都知事になるということより、都知事選に出ることが目的である程度善戦したことで彼の中では一つ及第点に達したのではないかと思います。

どういう事かというと、今回の選挙によって石丸氏は「ちょっとネットでバズっただけの地方公共団体のいち首長」から「都知事選で小池氏に次ぐ2位の票数を確保し、歴戦の猛者である蓮舫氏に真っ向勝負で勝った若手政治家候補」として見做されるわけです。

これは今後のキャリアを考えた時にあまりに大きい。

国政進出を実際に検討しているか分かりませんが、大きな武器となるでしょう。

実務能力はともかくとして、票を集められる力や若者に支持されている人気が本物であると判明した以上、政治家としての大きな一歩を踏み出したといえるでしょう。

 

また、ここからは希望的観測になりますが、石丸氏の躍進を踏まえてそれぞれの政治家が「若者世代」をもっと重視してくれるとなおいいなと思います。

何度も言いますが私は特段石丸氏を支持しているわけではありません。

これがもし別候補が若者世代から圧倒的に人気があり、得票数も多ければその人の名前を出すだけです。

人口のピラミッド、選挙への関心を踏まえるとどうしても高齢者優先になってしまうことはやむを得ないことですが、そればかりだったら足元をすくわれる、ちゃんと若い世代にも意識を向けなければならない。

という流れに少しでもなってくれるなら今回の選挙は大きな意味があったんじゃないか、と私は思います。

 

*1:石丸氏の主張の是非はともかくとして、「若い人にも視野を向けないと足元をすくわれるかもしれない。」と政治家に思わせたのが大きいのではないかと感じます。