再び「プロ」になるために

こんにちは

ようやっと馬鹿みたいに長いJリーグのシーズンが終わりました。

言いたいことは山ほどあるんですが、そもそもピッチ内の現象だったり思う事は過去散々書いてきたので今更感はあります。

なので、じゃあこっからどうしてくれるんですか?っていうのを書いていきたいと思います。

 

■プロサッカー選手としての職業意識

私が一番今年落胆したのは個々の選手たちの意識が低く感じたことです。

「偉そう」に捉えられるかもしれませんが、散々足元が弱点なのを分かっていながら改善するそぶりも見せなかった主力格のGKにCB。

中盤で強度が必要なのにもかかわらず信じられないくらい細い身体で案の定相手のプレスに屈していた若手ボランチ

カウンタープレスが大事なのに反応が遅れたり的外れな突貫プレスで相手の前進を助けるだけに終始したWG

どれもこれも1年間言われ続けていたことですし、なんなら課題としては1年どころじゃないくらい積まれたままだったはずです。

確かに監督の交代などでゴタゴタしたり、過密日程の中でなかなか自らのプレーがチューンアップされないという事はあるでしょう。

ただ、それにしたって度が過ぎていたと思います。

彼らが本当にプロサッカー選手という職業と真剣に向き合っていたのなら、このチームの戦いはもう少し良いものになっていたと思います。

そういう意味では多くの選手は「意識が足りない」と言わざるを得ません。

逆に、松原選手はかつてに比べると大味で雑なプレーや注意力散漫なプレーは減りましたし、小池龍太選手も稼働は全然でしたが、復帰後すんなりと中盤でチームを仕切っている姿を見ると彼らにはプロとしての強い矜持を感じます。

 

■リーグTopTierとしての自覚

とはいえ、選手だけにすべての責任を押し付けるのも違うでしょう。

いくらプロサッカー選手とはいえ、一人の人間、一人の若者にすぎません。

シビアな競争に晒されなければ慢心もするでしょうし、自らのプレーを顧みることも減るでしょう。

そういう意味ではこの2年間の編成は皆目見当違いでただただ戦力を目減りさせて、さらに選手の意識まで下げてしまったと感じます。

逆に連覇を果たしたヴィッセル神戸は優勝しても戦力補強の手を緩めなかった事で競争力を維持していましたし、昇格から躍進を果たした町田ゼルビアも一見過剰に思えるくらいの戦力補強でチーム力を維持しました。

いつ自分の居場所がなくなるかわからない、いつ試合に出られなくなるかもわからない、そういった競争意識もなく、なあなあで試合に出ることが出来てしまうようなチーム編成にしてしまったことは大いに反省すべき点でしょう。

もちろん誰もかれも海外から声がかかってしまう厄介な時代ゆえに戦力の維持が簡単ではない事、チームの予算がトップクラスから1ランク落ちることなどを踏まえると限界はあるでしょうけど、それにしてももう少しやりようはなかったのかと思います。*1

 

■プロとしての意識を取り戻すシーズン

過密日程で、厳しいところも多かったのは間違いありませんが、過密日程という免罪符で済ませていいシーズンかといわれるとNoではないでしょうか。

勿論マリノスが「リーグでタイトル争いなんてしない。中位でワンチャンカップ戦獲れたらいいや」という視座のクラブなら「過密日程大変だったね。しょうがないね。」で済ませて全く問題ないと思います。

むしろそれならよくここまで戦ったとすら思います。

ですが、マリノスはそれでいいのかといわれて「いい」と答える選手、サポーターはいますか?

この数年でヒリつくようなタイトル争いを何度も経験し、アジアの舞台も見てきた中で、「やっぱり僕たち所詮中位程度がふさわしいクラブなのでこれからも緩く過ごします」なんて言われて納得しますか?

勿論それで納得する方が多数ならいいと思いますが、まず野心を持ってプレーしてくれている選手に失礼だとは思いますけどね。

そういう意味では今後の事も踏まえたら過密日程は言い訳にしちゃいけないんです。

勿論今年の日程はちょっと度が過ぎると思いますが、とはいえ多分改善はしないでしょう。もうJ1のクラブ数を20にして満足してそうなので、ここから18チームに戻しますって言われても多分無理でしょう。

そういう意味では今後も躍進したらああいう過密日程と付き合っていかねばならないという認識でいなければいけません。

そういう意味で過密日程を言い訳にするだけではなく、「じゃあどうやったらこの日程を乗り越えられるのか」というのをクラブで考えないといけません。

そこで一発回答を出せるようなチームになることが、プロとしての意識を取り戻すことになるんじゃないか、と思います。

 

■2025シーズンに望むこと

また、報道レベルでちらほら出ている移籍情報くらいしかありませんが、スカッドの大幅刷新は必須でしょう。

単純に今のスカッド

「抜けた穴を埋めるため」という近視眼的な補強により加入した選手が多く、チームとして何がしたいのか見えにくい編成になってしまっています。

更に、サポーター人気は高いですが実際プレーで質を出すことが叶わない選手も何人も在籍しており、限られた予算であるのなら猶更入れ替え対象とすべきと言わざるを得ないと思います。

功労者や人気選手との離別はいつだって心に来るものはありますが、マリノスはそういった痛みを乗り越えて前進してきたチームのはずです。

また、編成の大幅な刷新によって、チームを再構築し、プロクラブとしての第一歩を踏み出してほしいです。

逆に結果については多くを求めすぎないほうがいいのかなと思います。

失点を積み重ね、同じミスを繰り返し、選手個々も自らのプレーを改善するそぶりすら見せないくらい崩壊し、疲弊したチームがたった1回の移籍市場とキャンプで生まれ変わるのは流石に困難です。

まず私は「何が出来るようになって、何が出来ていないのか」を必死で見てあげて、それについての評論をしてあげるべきだと考えています。

そしてちゃんとチームとして1歩1歩前進できているというのなら結果というのは後からついてくるものです。

かつて、主力だった選手を放出した時に「終わりの始まり」などと言った苛烈な文言を残したサポーター代表の方がいらっしゃいましたが、そういった振る舞いはまず2025年のマリノスであってほしくはないと思います。

この2年はストレスばかり溜まることが多かったですが、この時期にも意味があった、とそう感じさせる未来であってほしいと切に願います。

 

 

 

 

・あとがき

マリノスファミリーという言葉は、新しく来られる監督に是非使ってあげてほしいです。

開幕からうまくいくとは限りません。うまくいかなくても俺たちはファミリーだ、支えよう。という姿勢を見せてあげてほしいです。

ファミリーという文言は、選手やフロントを甘やかし、チヤホヤする為に使うものではありません。

勘違いしている人が多そうですが、「俺たちは今のチームを信じる」という強烈なメッセージを現場に伝えてあげることに意味があります。

逆に何でもかんでも信じすぎるのも間違っていて、本当に言うべき時はちゃんと言ってあげるのもサポーターはやっていいんじゃないかなって思います。

来年はとにかく良いシーズンであることを願うばかりです。

 

 

*1:例えば神戸のJ1連覇に貢献した井出選手や本多選手は契約満了で安価でしたよね。マリノスはおそらくフリーで獲得したであろう山村選手を戦力化できていましたか?そういう所からですよ。