2024プレミア12代表メンバー予想

こんにちは

 

最近よく野球を見ます。

贔屓以外もつまみ食いしてますが、ここ最近は特に面白いブログを見つけて、その記事を読み漁っていることが多いです。

 

bo-no05.hatenadiary.org

 

こちらの「ぼーのの日記」というブログですが、なんとNPBの1軍と2軍のセイバーメトリクス関連の指標を手計算で出していて定期的に更新している*1というとんでもないサイトです。

一時期デルタのデータサイトに課金していたこともあるので、それと数字を見比べても数値に大きな乖離はなかったため、かなり信頼できるサイトだと個人的には思っています。

 

この記事でそれぞれの指標について語る気はないのですが、いわゆるセイバーメトリクスの視点およびその他個人的な視点から見て、2024年のプレミア12で呼ばれそうな選手を挙げていきたいなと勝手ながら思ったので今回書かせていただくことにしました。

 

■前提

・プレミア12の重要度がWBCと比べると高いとは言えないので、実績組はあまり呼ばないで次のWBCで中心になれそう、なれる可能性のありそうな選手を呼ぶ。

具体的に言うと30代以降の選手を一律で除外します。*2

・全12球団から選手を呼ぶ。

ある程度日本の力が抜けていることが予想されるため、発掘という点をある程度頭に置きながら呼ぶと想定します。

・先述の「ぼーのの日記」様の6/17更新分のデータまでを参考にして、データを重視しながら選びます。

・前回プレミア12が投手13名、野手15名(捕手3名、内野手7名、外野手5名)の計28名だったので、まったく同じ人数に揃えます。

・当然ですがNPBには素晴らしい選手がたくさんいます。今回はあくまで指標、および私の考えと上記の縛り内容をもとに選考しています。

また、シーズン後半で全く変わってくることはあるのである意味5か月後の答え合わせとしても面白いかもしれません。

・現段階で離脱している選手は対象外とします。*3

 

ではやっていきましょう。

 

■投手

今大会のレギュレーションは6チームのグループ×2になるため、配分としてこれまでの大会によくあった「リリーフ厚め」や「第2先発多め」というよりは、先発5人、第2先発は2~3人、あとはリリーフ専任になると想定しています。

 

なのでまずは先発から選びます。

 

先発(5人)

 

  • 早川隆久投手(楽天)    

4勝3敗 防御率2.22 奪三振82 投球回85 奪三振率8.68

  • 才木浩人投手(阪神)    

8勝1敗 防御率1.20 奪三振71 投球回82.1 奪三振率7.76

  • 今井達也投手(西武)    

3勝4敗 防御率2.29 奪三振91 投球回82.2 奪三振率9.91

  • 村上頌樹投手(阪神)    

2勝5敗 防御率2.12 奪三振61 投球回72.1 奪三振率7.59

  • 種市篤暉投手(ロッテ)  

 4勝4敗 防御率2.70 奪三振83 投球回80 奪三振率9.34

 

第二先発(2人)

 

  • 高橋宏斗投手(中日)    

4勝0敗 防御率0.49 奪三振47 投球回55 奪三振率7.69

  • 戸郷翔征投手(巨人)    

6勝4敗 防御率2.03 奪三振78 投球回88.2 奪三振率7.92

 

リリーフ(6人)

 

  • 石井大智投手(阪神

15登板 1勝0敗9ホールド 防御率1.32 奪三振22 奪三振率14.49

30登板 1勝2敗17ホールド 防御率1.91 奪三振35 奪三振率11.12

29登板 2勝0敗21ホールド 防御率2.25 奪三振26 奪三振率8.36

  • 鈴木昭汰投手(ロッテ)

25登板 1勝0敗10ホールド 防御率0.00 奪三振25 奪三振率9.64

30登板 2勝0敗18ホールド 防御率1.57 奪三振29 奪三振率9.10

  • 栗林良吏投手(広島)

30登板 0勝1敗7ホールド20セーブ 防御率0.32 奪三振38 奪三振率12.07

 

●選考背景

当然指標などを見て考えて決めたわけですが、それでもちょっとセ・リーグの偏りが強すぎたかな、と思いました。

とはいえ、宮城投手や佐々木朗希投手、山下舜平大投手のようなトップランクの投手が軒並み離脱していたり、不安定なため仕方ないのかなとも感じます。

先発もリリーフもある程度奪三振率を重視した選考にしています。

これは奪三振をとれる投手=味方の守備力や運に左右されず確実にアウトを取れる地位からのある選手

という風な判断を指標がすることも大きいです。

逆に勝ち星に関しては投手の力を図るうえでは適切なものとはいいがたいですし、防御率も結局味方の守備力依存なところや飛んだ打球の運は間違いなく絡んでくるので参考程度にしています。

また、代表戦だとどうしても普段連携を取らない選手同士が守備をすることも多くなるため、打たせて取る選手より三振が取れる選手のほうが"事故"は減るんじゃないかと思います。

 

■捕手

基本的には3人。なおかつ元プロ野球選手の里崎智也氏はかつて自身のYoutubeチャンネルにて「侍ジャパンの捕手は3人いるなら基本的にセパ両方のリーグの選手を最低1人は選ぶ」と言っていました。

根拠としては投手との組みやすさ、慣れを挙げており、実際過去の侍ジャパンを見てもどちらかのリーグの捕手だけが3人選ばれた事例はありません。

なので、それに則って捕手はセパから選ぶようにしました。

 

  • 山本祐大選手(DeNA)

53試合 打率.309 1本 19打点 出塁率.369 長打率.382 OPS.751 盗塁阻止率.444

56試合 打率.331 2本 25打点 出塁率.388 長打率.448 OPS.836 盗塁阻止率.414

  • 岸田行倫選手(巨人)

41試合 打率.272 2本 8打点 出塁率.328 長打率.377 OPS.705 盗塁阻止率.400

 

●選考背景

捕手は経験がモノをいうポジションなだけあって、実際は甲斐選手や若月選手のような経験豊富な選手が呼ばれる可能性はあるでしょう。

また、今は成績を落としていますが広島の坂倉選手は内野もこなせるので復調すれば入ってくる可能性はあると思います。

ただ、現状では攻守ともに質の高いパフォーマンスを継続し続けている山本選手、今季大ブレーク中の田宮選手、そして大城選手の牙城を崩しつつある岸田選手の3名にさせていただきました。

とはいえ実質一軍選手としての実働が1年目といってもいい田宮選手や控え暮らしが長く今も併用ではある岸田選手、明確にレギュラーとして稼働するのは今年が初めての山本選手なので不安がないことはないですが…

 

内野手

これまでの侍ジャパンを見ていても、二遊間を厚めに選んでコーナーを二遊間の選手に任せることはありましたが、その逆はあまり見ないので、7人ではありますが二遊間を気持ち厚めに選考しました。

 

  • 岡本和真選手(巨人)    

68試合 打率.263 12本 36打点 出塁率.355 長打率.466 OPS.821

  • 村上宗隆選手(ヤクルト)  

 66試合 打率.235 14本 33打点 出塁率.387 長打率.448 OPS.835

  • 中野拓夢選手(阪神)    

68試合 打率.236 1本 17打点 出塁率.321 長打率.309 OPS.630 盗塁5

42試合 打率.297 1本 26打点 出塁率.338 長打率.414 OPS.751

63試合 打率.270 5本 38打点 出塁率.346 長打率.420 OPS.767

 62試合 打率.290 2本 22打点 出塁率.346 長打率.364 OPS.710

  • 長岡秀樹選手(ヤクルト)    

66試合 打率.283 3本 23打点 出塁率.327 長打率.377 OPS.704

 

●選考背景

代表常連の岡本選手、村上選手、中野選手はいますが、全体的にフレッシュな面々になったと思います。

岡本選手と村上選手と栗原選手で基本的には一三塁を回しつつ、時には太田選手に一塁を守らせたり、紅林選手に急ごしらえですが三塁を守ってもらうことも想定しています。

二遊間は中野選手が二塁メインにしつつ、遊撃との両睨み、紅林選手と長岡選手は遊撃、そして太田選手は二塁を守るという想定です。

 

何名か入れたい選手はほかにもいましたし、なんなら入れないといけないんじゃないかと思った選手もいました。

ちょっと今まで外した選手と比べると存在感が別格なので言及すると牧選手です。

実力、実績、代表経験、年齢ともに外れる理由はないのですが、個人的に交流戦で太田椋選手があまりに印象的だったため、彼をどうしても入れたくて、守るポジション的にモロ被りする牧選手は「今まで散々代表戦に出ているわけだし、今回くらい外してやってもいいのではないか」と思って外しました。

そういう意味だと岡本選手や村上選手、中野選手も似たような立ち位置ではあるのですが、岡本選手と村上選手はコーナーポジションがメインの選手で彼らを下げてまで使いたい選手がいなかったので彼らに引き続き出てもらおうという考えです。*4

中野選手に関しては二塁と遊撃の両方を一定以上の水準で守れる選手がほかに見当たらなかった*5ため、まだ年齢的にも次回のWBCはバリバリやれると判断したため選考しました。

 

■外野手

意識したのはメインポジションです。

かつて北京五輪G.G.佐藤氏が本職ライトでありながら慣れないレフトで起用された結果、とんでもないエラーを連発したことがあります。

これはどちらかというと外野の本職を甘く見積もった人災とも言えます。

その為、最低限全ポジションにおいて本職で守っている選手を先行するように意識しました。

 

53試合 打率.273 2本 12打点 出塁率.329 長打率.341 OPS.670 盗塁22

64試合 打率.266 9本 33打点 出塁率.332 長打率.452 OPS.784

  • 辰己涼介選手(楽天)    

65試合 打率.288 1本 24打点 出塁率.343 長打率.399 OPS.742 盗塁9

  • 細川成也選手(中日)    

67試合 打率.291 8本 30打点 出塁率.374 長打率.462 OPS.835

  • 森下翔太選手(阪神)    

65試合 打率.238 6本 29打点 出塁率.318 長打率.377 OPS.695

 

●選考背景

周東選手に関しては足のスペシャリストでもありますし、外野も内野も守れるという便利屋枠でもあるのでいの一番に選考しました。

他はライトが本職の万波選手と森下選手

センターが本職の辰己選手

そして今期は主にレフトを守る細川選手

正直レフトはほかに選択肢がなく、細川選手がもし昨年同様ライトを主に守っていたとしたら、日本ハムの水谷選手を考えていました。

 

 

■感想

率直にめっちゃ楽しかったですが思ったより時間がかかりました。

井端監督の思考をトレースする気は一切ないため、高確率で当たっているとは思わないですが、このメンバーそんなに悪くないと感じます。

12球団縛りを言っていましたが、そこまで不自然な選考をすることもなく12球団の選手を最低1人は入れられましたが、もっと苦戦するかなと思っていたので案外すんなりいってちょっと拍子抜けしました。

3月の欧州選抜との試合で大学生である金丸投手らを招集するような破天荒な井端監督がどのような選考をしてくるか個人的にはとても楽しみです。

 

長文にお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■おまけ

上記28人予想とは全く別枠で、井端監督がサプライズ気味に招集しそうな選手を数名書き残します。

これ1人でも当たったらおもろいですw

 

 

・斎藤響介投手(オリックス

・上田希由翔選手(ロッテ)

・笹川吉康選手(ソフトバンク

・安田悠馬選手(楽天

・羽田慎之介投手(西武)

・柳川大晟投手(日本ハム

・井上広大選手(阪神

佐藤啓介選手(広島)

・度会隆輝選手(DeNA

・浅野翔吾選手(巨人)

・鈴木叶選手(ヤクルト)

・仲地礼亜投手(中日)

*1:多分週1、移動日の月曜に出されていると思います。

*2:普通に選べば近藤選手や源田選手は入ってきますが、本記事では省きます。

*3:平良選手や宮城選手、武内選手などはここに当てはまります。

*4:コーナーで有望な若手中堅で言うと頓宮選手や佐藤輝選手は不調ですし、石川選手は二軍暮らしが長引いています。最近三塁起用の多い小園選手は三塁守備で多大なマイナスをたたき出しているのでちょっと使いにくいと感じました。郡司選手もコンバート1年目でちょっと守備を考えたらリスクが大きすぎるかなと思います。

*5:今回選出した中で言うと紅林選手も長岡選手も二塁の経験はほとんどないですし、候補として考えていたロッテ友杉選手も今期は遊撃一本です。