捕手リードについて

こんにちは

めっきり暑くなってきましたがいかがお過ごしでしょうか。

 

今回は巷で言われる捕手のリードについて持論を述べていきたいと思います。

 

先に私の持論から述べますと

・捕手リードの良し悪しは選手ごとにあるけど、それを判断する材料を少なくともファンは持ちようがないので判断できない。

です

 

ではまずファンでは捕手リードを判断できない理由を以下に記載していきます。

 

・投手の制球
捕手の要求通り投げられる投手はプロでもそういません。

多少ブレるのは当たり前ですし、トップクラスの投手でも投げミスをします。

逆にかつてMLBでも活躍していた野茂投手や石井一久投手なんかはどこ構えても結果良い感じに散らばる制球だったわけですし、捕手のリードが良ければ、という言葉の無力さを感じてしまうのは私だけではないのではないかと思います。

 

ブルペンや事前の練習での様子
投手の微細な調子は実際受けてないと分からないところはあると思います。
例えばフォークが武器の投手がいたとして、ただその日はブルペンからフォークが抜けまくるとなると肝心なところでフォークを要求しづらくはなると思います。

それを「なぜフォークを要求しない」というのは簡単ですし、見ている側もそう感じるとは思いますが、プロの捕手はまずありとあらゆる球を受けてきていることは忘れてはいけないでしょう。

 

・●●一辺倒

配球を批判される捕手は大体、「外角一辺倒」であったり「直球一辺倒」と批判されがちですが、これこそ結果論です。

下は2022年日本シリーズ第7戦のオリックス比嘉投手がピンチの場面でヤクルトサンタナ選手を抑えたシーンですが、見事なものです。

寸分の狂いもなく外のストレートとスライダーを出し入れしきっての火消し。

誰がこれを見て「外角一辺倒」などというでしょうか。

でも、きっとこれが打たれていたのだとしたらそういう批判になるのでしょう。

つまるところ結果論でしかない、と私は思います。

 

 

・打者を横目で見ながらの考えはファンには伝わらない
捕手は事前の配球に加えて、打席に立つ打者の反応を見てリードを調整していると思われますが、とはいえその実際の考えを測ることは出来ません。

打者だって駆け引きをしてくるわけで、その高度な駆け引きはファンに伝わらず結果だけが出る、というそんな印象があります。

 

・なんだかんだ結果運
相手の裏をかいた完璧な配球を投手の投げミスや打球運で台無しになることがあります。
逆にバレバレリードが失投のおかげでカモフラージュされることもありますし、いい当たりが首尾よく正面を突いてくれることもあります。

野球という競技の特性上、ホームラン以外は運から逃れることは出来ません。

 

・捕手別失点・防御率は関係ない
捕手別の失点割合や防御率を根拠としてリードの良し悪しを語る方もいらっしゃいますが、そもそも優秀な投手と多く組めばリード関係なく抑えられるし、そうでなければ打たれることも増えるのは自然の摂理です。
また、投手もずっと調子がいいわけじゃないので、組んだ時に毎回失点が多いというのが即ちリードの良し悪しにはつながらないと思います。

 

 

ただしファンにリードの良し悪しが分からないだけで、以下のような理由で投手にとって投げやすい捕手と投げにくい捕手がいるのは不自然ではないと思います。


・リード以外の捕手能力の部分で配球の幅が狭まることはある

例えばブロッキング技術が低い捕手は、ランナー3塁で落ちる球を要求しにくいから配球の幅が狭まって打者が読みやすくなる、というのはあると思います。

また、フレーミング技術の低い捕手はカウントを悪くしてしまうため、フレーミング技術が高い捕手と比較すると駆け引きで使えるボール球が少なくなり、駆け引きで不利になることは考えられます。


・選手ごとのリードないしは配球の良し悪し自体はあってもおかしくない

リードは見ている側からは伝わりませんが、例えば歴戦の名捕手たちと捕手歴数年の新人捕手で違いが出ない方が不自然です。

多分ですが、実際にリードが上手い捕手は居ると思います。

ただ、誰が上手くて誰が下手なのかは私たちファンには伝わらないし、なんなら球団の首脳陣ですらどこまでわかっているかは怪しいのかなと思います。

投げる投手や対戦する打者でようやくその感覚がある、といったところではないでしょうか。

 

●結論

リードの良し悪しをファンレベルで議論するのは無駄。

もっと定量的に確認できる打撃やブロッキングフレーミングで評価すればいいと思います。