大卒・社会人投手について

こんにちは

ある時ふと、「ドラフト1位以外の大卒投手、社会人投手っていうほど先発に定着できていないのではないか…?」と思い立ったので思い立ったが吉日ということで調べてみました。

 

2013年~2022年まで(2023年は流石にまだ早い)の指名選手の中で

・ドラフト2位以降の本指名*1

・大卒投手、社会人投手、独立投手

で先発として稼働した投手がどれだけいるのかについて調査してみました。

 

先発としての稼働の定義は

連続でなくとも複数年度で100イニング以上投げる

とさせていただきます。

 

ではいきましょう。

 

2013年ドラフト

30人中

・高梨裕稔投手(日本ハムドラフト4位)

東明大貴投手(オリックスドラフト2位)

九里亜蓮投手(広島ドラフト2位)

※対象外にはなりますがソフトバンク育成1位の石川柊太投手もこの年です。

3名

 

2014年ドラフト

25人中

・石田健大投手(DeNAドラフト2位)

・高木勇人投手(巨人ドラフト3位)

2名

 

2015年ドラフト

28人中

・加藤貴之投手(日本ハムドラフト2位)

・青柳晃洋投手(阪神ドラフト5位)

2名

 

2016年ドラフト

33人中

・床田寛樹投手(広島ドラフト3位)

1名

 

2017年ドラフト

22人中

なし

※対象外にはなりますがソフトバンク育成4位の大竹投手もこの年です。

0名

 

2018年ドラフト

24人中

・小島和哉投手(ロッテ3位)

・大貫晋一投手(DeNA3位)

2名

 

2019年ドラフト

21人中

なし

0名

 

2020年ドラフト

21人中

・伊藤将司投手(阪神2位)

・村上頌樹投手(阪神5位)

・山崎伊織投手(巨人2位)

3名

 

2021年ドラフト

22人中

なし

0名

 

2022年ドラフト

18人中

なし

0名

 

NPB全体で10年でドラフト2位以降の本指名にて244人の大卒社会人投手を指名しました。

そのうちかなり甘めの基準ながら先発として戦力化出来たと言えるのが13名になります。

これを多いとみるか少ないとみるかは個々の考えにもよると思いますが、皆様はどうお考えになりますか?

 

私は「先発が欲しい球団は1位で有力な大卒・社会人投手を取るかさもなくば中~下位で伸びしろのある高校生を乱獲するのがいいんじゃなかろうか」と感じました。

実際、DeNAで近年獲得したドラ2以降の投手で先発として稼働したのは大貫投手くらいですし、あとは吉野投手と石田裕太郎投手に可能性があるくらいです。

結構な数費やしてる割にリターンが少ないなあというのが本音です。

 

なので今年も「先発足りないから即戦力にいく!」というのはちょっと安易すぎるのかなと感じていて、1位で金丸投手ないしは中村投手に入札して獲得できるならいいのですが、彼らを取り逃がすとなるとリカバリーとして有力な大卒投手や社会人投手を取るのは悪手なのではないか、と思っています。

*1:育成指名は省きました