こんにちは
本日、驚きのニュースが入ってきました。
マリノスが同じJ1カテゴリのヴィッセル神戸に所属している本間ジャスティン選手を育成型期限付き移籍で獲得することになりました。
とあるスポーツ記者がその前から匂わせみたいなことをしており、果たして誰なのか、と思っていましたが個人的にはかなり意外なところでした。
●SBのポジションは困っているのか。
結論から言うと「全く困っていないわけではない」というところです。
松原選手はかなり稼働過多ぎみですし、永戸選手も復帰して間もない状態です。
また、加藤蓮選手、加藤聖選手はJ1のレベル感への適応にまだ時間がかかる様子です。
小池龍太選手は先日の天皇杯ラウンド16でようやっと復帰はしましたが、正直なところ過去2度、復帰した後またすぐ離脱という経緯があるのでどこまで信用できるかは怪しいところです。
また大卒新人の吉田真那斗選手が大分にレンタル移籍したことを考えると緊急時のSBは確かに居てもいいとは思います。
●本間選手の実績
今年プロ1年目ですが、プロでの実績は無いに等しいでしょう。
ただ、代表歴は豊富であり直近のアジアカップでもトレーニングパートナーに選出されるなどおそらく期待値自体は高い様子です。
ただ、神戸は酒井選手、初瀬選手、広瀬選手に加え本職ボランチの鍬先選手、またCBとSBの両方をこなす本多選手や本職CBの菊池選手がおり、彼らに先んじて出場機会を得ることは出来なかった様子です。
単純比較は難しいところですが、この中で最後尾の序列だった若手選手がじゃあマリノスでいくら不安定だからと言って二人の加藤選手や病み上がりの二人の小池選手と比較して優先されるのか、というとそれもまた疑問ではあります。
●獲得の意図
半年間の期限付きとなると本来は即戦力が基本、もしくは買取前提での期限付きとなりそうですが、いくらヴィッセル神戸の選手層が分厚かろうが高卒1年目の選手をおいそれと完全で手放すことはないでしょう。
買取前提でもなく、かといって即戦力としても考えにくい若手選手の半年間のレンタル。
一見、というかだいぶ不可解にも見えます。
ウミガメのスープみたいですね。
ただ、ちょっと個人的に思っていることがあります。
「本間選手を本当に欲しがっているクラブはマリノスと別にあるのではないか」
ということです。
もっと具体的にいうと
「CFG傘下の海外クラブで、本間選手に関心を持っているクラブがあるが、神戸で試合に出ることがなさ過ぎて実力が図れないため、一旦同じCFG傘下のマリノスでどれだけやれるか観察してみたい」
というCFGグループとしての意図があるのではないかということです。
中には「何の実績もない若手選手なんて欲しがるクラブがあるのか」と訝しむ方もいるでしょうけど、日本で世代別代表の常連クラスの選手は結構欧州クラブから狙われています。
Jでほとんど試合に出ていなかった熊田直紀選手がベルギーのヘンクに期限付き移籍したり、神村学園高校の福田師王選手がドイツのボルシアMGに移籍したり…
本間選手がその一人の可能性は十分に考えられます。
向こうでは2ndチームがあるので、日本の感覚では「まだまだ」にしか見えない若手選手でもターゲットになりえます。
なので、本間選手に関しても同様で獲得したいけどもうちょっと実力を図りたいがために、マリノスでどれだけやるか見てみたいという意図はあるんじゃないかなって思います。
じゃあマリノス的には何の得があるんだよってなりますが、これも大きく2つあります。
1つ目は「有事の際に使える控え選手を保有」できることです。
こういういざといった場面じゃないと試合に出せない選手ってどのクラブにもいますけど、マネジメントが難しいんですよね。
自前の若手選手だったりすると機会損失なんかも気を遣わないといけない。
その点他所から借りてる若手選手なら有事の際にだけ出てもらうという雑な運用をしても、損をするのはマリノスじゃなくて保有権のある神戸になります。
そのうえでもし思った以上に実力があるのなら欧州クラブが獲得に動きますし、思ったほどじゃないと判断されたら使われることもなく神戸に返却して終わりでしょう。
2つ目は「ユース選手たちの実力を図るペースメーカー」としての役割です。
今、マリノスで最も若い選手は特別指定の塩貝選手を除くと2003年生まれの山根選手とジャン選手になります。
今2種登録されている若手アタッカーとして高3の望月選手、高2の浅田選手がいますが彼らやほかのユース選手トップチームで練習した際にマッチアップする相手は若くても加藤聖選手や加藤蓮選手といった5歳以上離れた大人になります。
いくら期待の若手とはいえ難しいところはありますが、本間選手はユースの選手とも年が近いので、本間選手相手にどれだけやれるか、というのも昇格の判断材料にできるのではないかといった意図も考えられます。
なので純粋な戦力増強としてはあまり考えられないのですが、マリノスと神戸以外の意図も絡み合ったことによる移籍劇なんじゃないかな、と私は思います。
もちろん勝手な憶測なのでシンプルに戦力期待の可能性もありますけどね。
あとがき
やっぱり来期の体制が固まるまではそう大きくは動けないですね。
ちょっとだけ期待はしていましたが笑