2024DeNAベイスターズドラフト展望

こんにちは

一応DeNAファン(もどき)のはしくれとして今年もドラフトを見ていくわけですが、一体今年はどういった指名になるのか、なっていくのがいいのか

ということについて自分の意見をまとめてみました。

よろしければご覧ください。

 

DeNAベイスターズの現状

 

順位等はまだ変動があるので割愛するとして、所感として下記の内容が気になります。

 

・次世代のエース候補が不在

ファームで稼働している松本隆之介投手、森下瑠大投手*1、育成の庄司陽斗投手に加え、現在リハビリ中の入江大生投手など何名かローテ候補になりうる投手がいないこともありません。

ただ、彼らが例えば東克樹投手や現シカゴ・カブスの今永昇太投手クラスになるか、というと現状そこまでの期待値は無いというのが正直なところです。

本来なら21年のドラフト1位小園健太投手の台頭を期待したいところですが、まだ道半ばといったところですし、今年恐らく最も期待されていたであろう深沢鳳介投手は開幕前にトミー・ジョン手術を受けたことで25年の途中くらいから2軍で投げ始めるといったところでしょう。

東克樹投手が今のような支配力をいつまで持たせられるか分かりませんし、ケイ投手、ジャクソン投手は外国籍選手のため去就はどうしても流動的になりがち。

ベテランに差し掛かりつつある大貫晋一投手や濱口遥大投手にも過大な期待はかけられない以上、次世代の主戦投手を早急に輩出する必要はあります。

また、他球団と異なり、良くも悪くもオーバースペックな投手をリリーフで起用していないため、主力リリーフの先発転向という期待もできません。

個人的にはここの舵取りをミスると一気に苦しくなると思っています。

 

・固まり切らない正ショート

正直なところ、捕手と二塁手で大きなアドバンテージがあり、外野もこれまでと比べて戦力が整ったことを考えると、「スーパーショート」じゃなくても「攻守トータルで平均くらい」なら十分かなと思っています。*2

そういう意味では林琢真選手がもう少し打撃が良くなるか、森敬斗選手が安定感を身に着けるか、石上泰輝選手が全体的にレベルアップできるとそれだけでいいような気もしています。

ただ、彼らに火をつける着火剤としての正ショート候補を獲得するのもナシではないと思っています。

22年にドラフト1位で大阪桐蔭高校から松尾汐恩選手を獲得したことで、山本祐大選手が覚醒し侍ジャパンクラスの選手になりました。

23年にドラフト1位でENEOSから度会隆輝選手を獲得したことで、梶原昂希選手が覚醒し、蝦名達夫選手も梶原選手ほどではないにせよ現状キャリアハイの数字を残しています。

この流れで、ショート候補を早い順位で指名することで現有戦力の刺激を与えるというのはオカルトじゃなくあり得るんじゃないか、と私は考えてもいます。

 

・地味にスカスカな若手外野手

昨年も今永投手、バウアー投手の流出が確実視される中で即戦力先発である武内夏暉投手(國學院大學→西武)や細野晴希投手(東洋大学日本ハム)などの入札が予想されていましたが度会選手を入札しました。

これは当時のチームの外野手の年齢層があまりに歪つで、99年生まれの梶原選手が一番若かったというアンバランスさや将来の主軸候補となりえる打者が松尾選手くらいしかいなかったことを踏まえると至極妥当な指名だったと思います。

さらに3位で武田陸玖選手も指名しましたが、それでも若い外野手が少なく、25歳以下の外野手が梶原選手、捕手もやっている東妻選手、度会選手、武田選手*3しかいません。

ある程度コンバートで賄えるポジションではあるのも事実ですが、コンバートするにしても打力や身体能力を考えると石上選手か森選手*4くらいしか候補がおらず、彼らもまだ遊撃をあきらめるほどではないと考えると外野手候補、特にセンターを守れる守備能力のある選手を確保できるといいのではないか、と思っています。

 

・全体的に若手右打者不足

大前提として打力さえあれば右だろうが左だろうがあまり関係はありません。

力の劣る右打者を右というだけで指名するなら力のある左打者を指名するに越したことはないでしょう。

ただ、ちょっとあまりにバランスが悪く、25歳以下の右打者が益子選手、東妻選手、松尾選手、西巻選手、育成の蓮選手、近藤選手しかいません。

このうち、将来の主軸候補といえるのは松尾選手くらいになりますので、今後を見据えて整備できるならしておきたいところです。

 

もちろん1回のドラフトで全部解決しようとする必要はないですし、トレードや現ドラなどの機会もありますが、やはりある程度は現状の弱い箇所に対しても目を向けていくのがよいのかなと思っています。

 

■2024年ドラフトの市場感

上記の懸念事項を踏まえたうえで2024年のドラフト全体の市場感について個人的に思うことを書いていきます。

まず、1位候補となりそうな選手自体は例年のドラフトと比べて突出して多いわけではありません。

目玉となりそうな関西大学の金丸夢斗投手や明治大学の宗山塁選手はどの年のドラフトでも競合覚悟の入札となりそうですが、外れ1位以降の選択が良くも悪くも悩ましいと思います。

ただ、全体的な層は決して薄くなく、下位で思わぬ掘り出し物が見つかるといったことは結構ありそうに思います。

では、それぞれのカテゴリで細かく見ていきます。

 

●大社投手

金丸夢斗投手(関西大学)と中村優斗投手(愛知工業大学)の2名が突出した存在だと思っています。

実際は蓋を開けてみないと分かりませんが、1年目からローテで回って活躍が期待できる即戦力はこの2人くらいなんじゃないかと思っています。*5

ほかに上位候補と目されているのが

篠木健太郎投手(法政大学)

寺西成騎投手(日本体育大学

坂口翔颯投手(國學院大學

児玉悠紀投手(青山学院大学

徳山一翔投手(環太平洋大学

佐藤柳之介投手(富士大学

吉田聖弥投手(西濃運輸

伊原陵人投手(NTT西日本

あたりになりますが、1年目からローテでフル回転は想像しにくいというのが本音です。

もちろん力のある選手たちですので、2年目以降で例えばエースでないにしてもローテの一角で回ったり、それこそ1年目から主力リリーバーとして貢献することは十分想像できますが、金丸投手、中村投手と比べるとエース候補という印象はあまりありません。

どちらかというと今年の大社投手は金丸投手と中村投手を除けば、エース格を期待するよりは先発ローテ投手の頭数が欲しい球団であったり、リリーフとしての指名を念頭に置くほうがいいように思います。

 

●大社野手

こちらも目玉候補としては宗山塁選手(明治大学)、西川史礁選手(青山学院大学)、渡部聖弥選手(大阪商業大学)の3人が上がってきます。

宗山選手は近年まれにみる入札候補の遊撃手として、守備力を特に高く評価されています。

西川選手および渡部選手は長距離砲というよりは中距離打者で外野守備もソツなくこなせるタイプでニーズは多いでしょう。

ほかに上位候補としては

清水智裕選手(中部大学)

浦田俊輔選手(九州産業大学

佐々木泰選手(青山学院大学

麦谷祐介選手(富士大学

石伊雄太選手(日本生命

あたりになるでしょうか。

もしかしたらくじ次第でこのあたりの指名順位も変わってくるかもしれません。*6

全体的にあまり”大砲候補”と呼べる選手はいない印象で、どちらかというと走攻守のトータルで貢献できそうな選手や、率もまずまず残せそうな中距離打者が目立っているなと感じます。

 

●高卒投手

今ドラフトで一番豊作なのはここだと思います。

1位候補には今朝丸裕喜投手(報徳学園高校)、藤田琉生投手(東海大相模高校)、柴田獅子投手(福岡大大濠高校)あたりの名前が挙がっています。

ほかにも上位候補として

川勝空人投手(生光学園高校)

村上泰斗投手(神戸弘陵高校)

小船翼投手(知徳高校)

山口廉王投手(仙台育英高校

狩生聖真投手(佐伯鶴城高校)

清水大暉投手(前橋商業高校

高橋幸佑投手(北照高校

あたりの名前が挙がってくるかと思います。

ただ、彼ら以外にも中位から下位、何なら育成指名クラスでも例年と比較すると好素材が多いです。

近年で言うと巨人の戸郷翔征投手や中日の高橋宏斗投手、オリックスの山下舜平大投手といった高卒長身投手が成長を見せており、この流れに乗るなら今年高卒投手を多く指名してエース候補を確保するのは面白いと思います。

 

●高卒野手

1位指名候補としては花咲徳栄高校の石塚裕惺選手が挙がります。*7

そのほかに上位候補としては

箱山遥人選手(健大高崎高校)

森駿太選手(桐光学園高校

斎藤大翔選手(金沢高校)

今坂幸暉選手(大阪学院大高校)

宇野真仁朗選手(早稲田実業高校)

モイセエフ・ニキータ選手(豊川高校

正林輝大選手(神村学園高校)

あたりになると思います。

こちらも、中軸候補らしい中軸候補はニキータ選手くらいで、どちらかというと遊撃の候補が豊富な印象を受けます。

無論毎年毎年高卒野手で中軸候補が出てくるわけじゃありませんが、今年のドラフト市場でどうしても欲しいなら指名は結構限られてくるのかな、という印象です。

 

ベイスターズの指名考察

球団内部事情や判断基準などは全く分からないのでその辺ガン無視します。

最初に挙げた個人的に気になる4要素を踏まえて考えていきたいと思います。

 

・次世代のエース候補が不在

こちらは、大社投手で補うなら金丸投手か中村投手の入札以外ないでしょう。

くじを外した場合は方針転換して高校生投手を厚めに確保しつつ、下位で大社のリリーフ候補を取る、といった動きがいいと思います。

即戦力狙いで金丸投手、中村投手以外の上位候補の選手を指名しに行く動きは十分考えられますが、それなら今年豊作の高校生投手に振ったほうがリターンは大きいと考えます。

ただ、高校生投手は下位でも結構好素材が残っている可能性があるので、あえて下位で一気に2,3人指名するとかでも面白いかもしれません。

 

・固まり切らない正ショート

今年指名するならそれもいいと思いますし、一旦現有戦力を信じてみるのならそれはそれでいいかなと思います。

もし獲るとして、大社ショートであれば守りで確実に計算のできる選手が好ましいと思います。

打撃型とか、本職セカンドの就活ショートとか、堅実に見えて範囲が狭い選手にはあまり食いついてほしくないのが本音です。

高卒ショートはそもそも成長した結果どのポジションで大成するかわからないので、ショートらしいショートを取るのか、ショートとしてではなく”野球選手”としての魅力を重視して身体能力に振るのかはどちらでもいいと思います。

 

・地味にスカスカな若手外野手

確実にセンターを守れるセンター候補という観点から最低1人は指名してほしいと思っています。

今のセンター候補が31歳の桑原選手、27歳の蝦名選手、25歳の梶原選手しかおらず、若い世代のセンター候補がいない*8ため、大卒でも高卒でもどちらでもいいのでセンターを守れることを重視した指名を1人は欲しいところです。

 

・全体的に若手右打者不足

今年の野手は目玉候補の西川選手、渡部選手、石塚選手あたりは右打者ですが、それ以降の有力候補は左打者が多めな印象です。

右打者でいい選手が残っていれば積極的な指名を期待したいですが、今年のドラフトだけで右打者をガッツリそろえるのは難しいのではないかと思っていますし、ポジションならともかく打席の左右で無理にデプスを埋めに行かなくてもいいと個人的には思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■おまけ

めちゃくちゃ個人的にやってほしい指名

1位中村優斗投手(愛知工業大学

※外れ1位今朝丸裕喜投手(報徳学園高校)

2位麦谷祐介選手(富士大学

3位狩生聖真投手(佐伯鶴城高校)

4位山縣秀選手(早稲田大学

5位林冠臣選手(日本経済大学

6位有馬惠叶投手(聖カタリナ学園高校)

7位浅利太門投手(明治大学

 

育成

1位沼井伶穏投手(横浜隼人高校)

2位菊地ハルン投手(千葉学芸高校)

*1:最近手術はしましたが大きな怪我ではないため25年中のデビューは見込めるでしょう

*2:それこそ2023年阪神の木浪聖也選手みたいなイメージ

*3:一応二刀流ということで投手もやるそうですが、個人的に彼は野手専念するほうがいいと思っています。

*4:一応松尾選手も考えられなくはないですが、流石に無いでしょう。

*5:オリックスの古田島成龍投手のようなリリーフであればもうちょっといる気もします

*6:どの球団も等しくニーズのある投手と比べると野手は球団によって欲しいポイントも年齢層も変わるので上位であっと驚く指名が出がちな印象です。

*7:桐朋高校の森井翔太郎選手も評価は高いですが、彼は米球界への入団なども検討しており、各球団がリスクを取って指名するかは疑問なのでいったん外しています。

*8:度会選手は現状だとよほどとんでもない覚醒をしない限り両翼でしょうし、武田選手は怪我から復帰したばかりなのでまだ何とも言えません。