龍が如くスタジオは毎年作品を出し続けるとんでもないクリエイター集団なわけですが、その中でも2026年2月12日発売予定の龍が如く極3について、個人的にこのタイミングで出る意味について勝手な妄想を垂れ流したいと思います。
■シリーズの中で最も存在感の薄いナンバリング作品
龍が如く3はシリーズの中でもトップクラスに存在感が薄く、極論言うと飛ばしても大して問題の無い作品ではあります。
というのも後に続く大きな要素があるわけでも無く、大半のキャラが1作限りだからです。
他のナンバリング作品が、後の要素と連携しているのと比べると3だけ良くも悪くも独立しています。
キャラクター自体は結構粒立っているのにこの感想になってしまうくらいには3はストーリー的には特筆するところがないです。
■桐生一馬の人生における黄金期
プレイヤー目線から見ると、パッとしない3ですが、この3~5手前くらいまでの時期は桐生一馬という人間にとっては、龍が如く0~龍が如く1冒頭までの期間と並び最も幸せな時間だったと言えるでしょう。
カタギとして、自身が経営する沖縄の施設の子供たちの父親代わりとして振る舞っていた日々は彼にとって間違いなく掛け替えのないもので、だからこそ後の作品ではまるで厄介な人質のように沖縄の施設の子供たち*1が話題に出されてしまいます。
3をプレイしなかった方やしていてもあまり覚えていない方からすると、7外伝で特に桐生さんが事あるごとに「沖縄の子供たち」に危害を加えないことを餌に厄介ごとに巻き込まれているのを見て、「何をそこまで気に掛けるのか」と思う方も居るかもしれません。
そういった新規勢にとっても、ここで3をプレイする体験は重要だと思います。
■沖縄の子供たちとの絆
3では最も沖縄での生活が描かれていましたが、その3を知っている身からしても当時の作品では桐生さんと沖縄の子供たちとの絆を描き切っているとは言い難かったと思います。
そんな中でサブ要素ではありますがアサガオライフという養護施設で父親代わりの役目を果たすミッションが与えられているのは桐生一馬の人生の追体験のVer.2としては完璧でしょう。
なぜ6や7外伝の桐生さんがあそこまでアサガオを第一に考えた選択をしたのか、というのが見えてくるのではないかと思います。
■根強い人気の峯義孝
龍が如く3に関してはストーリーの影が薄めですが、ラスボスの峯義孝は見た目、内面、戦闘力どれをとってもシリーズ屈指の存在でファンからの人気は根強いです。
3とスピンオフの維新で土方歳三として出ただけにもかかわらず8位という高順位を記録しています。
実際大半のキャラクターは好き嫌い分かれてもおかしくないですが、曲がりなりにも敵側であった彼を嫌うファン層は相当少ないです。
この魅力あふれるキャラクターを再利用するという意味で3外伝は良い判断だと思いますし、なんならおぼろげとはいえストーリーを知っている3と比べると、完全新作の3外伝の方がどんなものを見せられるのか楽しみです。
■外伝商法
龍が如くスタジオ、最新作の「Stranger than HEAVEN」は流石に新規IPで別枠ですが、7外伝と8外伝のヒット、そして外伝というほどじゃないにせよ極2の真島編の好評を踏まえて外伝に味を占めてきたように見えます。
となると、今後極4、極5*2と作っていくでしょうし、そこに4外伝、5外伝も作る事でしょう。
4の主人公が桐生、秋山、冴島、谷村
5の主人公が桐生、秋山/遥、冴島、品田
になるわけですが、冴島の場合4も5も基本的にムショ暮らしなので、もし冴島で外伝を作る場合はどうぶつの森の刑務所バージョンみたいなものにしかならなさそうなので、作りにくいかなと思います。
4の桐生はアサガオで平穏に暮らしていましたし、5の桐生はタクドラで隠遁生活をしていたから、ここも外伝は作りにくいと思っています。
なので、トラブルに巻き込まれることが自然かつ主人公映えする秋山の外伝が一番妥当なセンかなと思っていますし、それはめちゃくちゃやりたいです。
■忘れないでジャッジシリーズ
龍が如くスタジオの中でジャッジシリーズ(キムタクシリーズ)は2作しか出ていませんが、2作とも話題になり人気です。
実際龍が如くスタジオの総選挙でも本編ではチョイ役でしかなかったジャッジシリーズのキャラクターが軒並み上位に食い込んでいるところからも人気を伺えます。
ただ、2021年にリリースした「Lost Judgment 裁かれざる記憶」を最後に新作のリリースはありません。
キャラクター自体はちょろちょろ出しているので、完全に終わらせる気ではないのかな、と期待はしていますが主人公が実在の俳優のフェイスキャプチャーと声なだけに他のシリーズより調整が難しい部分があるのは仕方ないところではあると思います。
勿論木村拓哉氏が演じる八神隆之のキャラクター魅力は高いですが、最悪八神不在だったとしても他キャラクターを主人公に1本作っても戦えると思っていますので、私はまだここにも期待しています。