パワハラリーグ略してパ・リーグ

こんにちは

およそ1か月ぶりです。

そして新年あけましておめでとうございます。

 

書くことがないので停滞していましたが、ちょっと香ばしい話題が出てきたので首を突っ込んでみようかと思います。

 

町田ゼルビア黒田監督のパワハラ問題

 

www.zelvia.co.jp

 

今年の4月ごろに出ていた黒田監督のパワハラ問題について、クラブとしてはパワハラが起こったとは認識しておらず、パワハラは無かったとしたものの、結果的に不適切な発言・行動が見られたためけん責処分を下した。

という事でした。

 

それに対して、パワハラへの認識の甘さやそもそもクラブ内部での調査委員会という組織的に適切とはいいがたい対応が問題として取り沙汰されまして、その反応に対してクラブ側は「行き過ぎた言動には法的措置を検討する」という事でさらなる炎上になってしまっています。

 

■本当にパワハラがあったのか

 

結論から言うとそんなものは分かりません。

クラブ内にいる人間にしかわからないわけで、外から出ている情報で判断するのは無理筋だと思います。

やったやってないの水掛け論にしかならないし、そこを掘ってもあまり意味はないのかなと思います。

ただ、発言等で不適切なところが全くなかったわけじゃないからけん責処分が下されているわけで、そこに関してはけん責という言葉以上に重くとらえるべきでしょう。

 

■黒田監督の指導

 

元々高校サッカーの監督上がりで、高校生を指導するところからスタートしたのが黒田監督であり、選手を”プロ”として扱うというプロフェッショナリズムよりは、部活サッカーの延長のような感覚で選手やスタッフに接するのかなと勝手に推測しています。

その指導であったり、スタンスに関して全く合わない人が出てくるというのは当然あり得るところでしょうし、そこからパワハラ問題が出てきたのではないか、と思っています。

時期的にも難しいところはありますが、数多く存在する青森山田高校サッカー部のOB選手たちが黒田監督の指導についてどう感じていたかについて聞ける機会があるとよいのですが、今は難しいでしょうかね。

 

パワハラに甘いJリーグ

 

個人的に一番違和感があるのは、他クラブのサポーターが寄ってたかって町田や黒田監督を非難していることです。

というのもJリーグパワハラ周りの問題に甘いのは今に始まったことではないからです。

京都サンガ監督のチョウ・キジェ氏、現アビスパ福岡監督の金明輝氏、現ヴィッセル神戸スポーツダイレクターの永井秀樹氏、元高知ユナイテッドSC監督の秋田豊氏のパワハラ問題が思い浮かぶでしょうか。

 

チョウ氏は1年強のライセンス停止処分を受け、その間流経大のサッカー部でコーチ業を務めましたし、金氏も1年のライセンス停止処分の後、2年間町田のコーチを経て福岡の監督に就任することになりました。

 

個人的にパワハラ周りで最もグレーなのは永井秀樹氏だと思っていて、指導者としてのライセンス停止処分が下った直ぐ後に神戸のスポーツダイレクターに就任することになりました。

確かにスポーツダイレクターの職にライセンスは不要ですが、パワハラでライセンス停止処分を受けているS級ライセンス保持者を停止期間中からクラブの要職に就けるのは今思ってもイカれてると思います。

 

そんな感じでリーグとしてパワハラを行った指導者に対するペナルティがほぼ有名無実と化しており、町田ないしは黒田監督だけをとりわけ非難するのも馬鹿馬鹿しいなと感じてしまいます。

 

■町田サイドの感覚

 

こうも町田、町田と言っているとまるでエバースの事のように思いますが、エバースの町田はパワハラを受ける側(そもそも町田が悪い)ので別の話です。

 

上記のようにパワハラと向き合わず、甘すぎる裁定を繰り返すリーグの対応を見てきた中で、町田が「じゃあ俺らは何でこんな批判されなきゃいけないの?」という感覚を持ってしまったとしても、否定はできません。

パワハラをした、という事が確証されているわけでもない以上それは仕方のないことだと思います。

 

■町田の落ち度

 

とはいえ町田に落ち度がないわけではありません。

端的に言うと「内部相談窓口がクラブ経営陣の関与下にあった」というのは流石に大きな問題だと言わざるを得ません。

ガバナンス的にはこういった相談窓口はクラブとは無関係の第三者機関が行うべきです。

少なくともJ1という国内最高峰の舞台で、サイバーエージェントという大手企業がバックについているクラブが許される杜撰さではありません。

プロというのはそういったところも含めプロであるべきだと私は思います。

 

■一番の問題

 

パワハラに関して一番問題なのは町田でも黒田監督でもなくJリーグです。

現状だとパワハラやったもん勝ちでしかありません。

1年ほどほとぼり冷ませば仕事はあるし、なんならほとぼり冷まさなくても指導者以外の仕事ならある、という事例を何件も出していてそれを黙認してしまっているのが全てでしょう。

勿論そんなJリーグに甘えて舐めた人事を敢行した京都サンガFCアビスパ福岡ヴィッセル神戸に対しても軽蔑の気持ちはありますが、Jリーグがちゃんとパワハラ問題と向き合っていればよかっただけですし、一度事例を作ってしまった以上今後パワハラに対して厳罰化したとしても「じゃあ過去の裁定はどうなのだ」と不毛な話になってくるのが見えます。

 

スポーツは結果を出すことで周囲に認められるのは間違いのないことですが、パワハラをしたクラブが結果を出すことでパワハラやり得にはなってほしくないと思います。

日々の生活に彩りをもたらしたくてサッカーを応援している人たちが大多数なはずなのに、結果を出すためにパワハラに手を染めることが正義、となってしまうのは夢がなさ過ぎて私は嫌です。