アホの一つ覚えでスジしか見ない弱い奴

こんにちは

毎節は書かないと言いましたが、改めて今のホーランドマリノスがどういうチームになっているのか、そして今どういう課題を抱えていてそれがなぜ起こっているのか

といったことについて自分なりに考えをまとめてみたいと思います。

これはシーズン終盤見返したときに参考資料になるかもしれないな、と思い立ったのでやります。

とはいえあくまで私の考えなので人それぞれ違う考えはあると思いますし、あっていいと思います。

ではいきましょう。

 

①今の守り方

・ある程度制限をかけるプレスはするが、行き過ぎない

・あくまで陣形を保った状態で守ることが第一であり、突貫プレスはしない

・撤退時はまず真ん中を締める

・持ち場を大きく離れない

こんな感じでしょうかね。

改めて書くと非常にノーマルというか、何の変哲もない「当たり前」の守り方をしていますね。

見ている限り、この守り方をしているうちは

個人の技術的もしくは判断ミス、不運な事故、相手の質に上回られる、セットプレー以外でのやられ方は想像しづらいな、と感じます。

もっと突き詰めて、シャレにならないくらい堅守のチームになってほしいですね。

 

②何故攻めが機能しないか

逆に攻めがあまり機能しなくなっていて、得点力がかなり下がってしまっているのですが、なぜそうなっているのかも考えてみました。

・まず守備の約束事の浸透を優先した

・ビルドアップの改善は恐らくまだ着手していない

・前線の選手たちのプレースタイルが今のホランドマリノスと嚙み合っていない

まずは学級崩壊状態だった守り方を整備することにリソースを割いたというのは考えられるでしょう。

実際前年降格クラブに次ぐ失点数で完全にザルだったチームの守備がこれほどまでに規律のあるものに生まれ変わったのは間違いなく守備の徹底だと思います。

そうなるとビルドアップは二の次になるのも理解はできます。

というか本来であればビルドアップの得意なデン選手を中心に据えたかったのでしょうけどいきなりの負傷で出られないのも痛手ではありました。

ただ、それ以上に前線の選手たち、とくにロペス選手、ヤン・マテウス選手がチームのやり方にフィットできていないように見受けられます。

後ほど詳しく話しますが、昨年までの彼らのタスクは守備を半ば免除された状態で、攻める時にスぺースがある状態で一気に駆け上げるというもので、シンプルにベクトルが”前”なんですよね。

前を向いて相手ゴールに襲い掛かっているときが一番良さを発揮できるわけで、逆に言うとそんなサッカーを2年もやっていたので身体がそれに慣れ切ってしまったのでしょう。

今のやり方だとスペースがあまりない中で周りと連動する必要があるため、良さが出せない、出しづらい状態になっています。

 

 

③昨年までの攻め方と守り方

では昨年まではどんな攻め方、守り方だったのでしょうか。

・基本的には個人能力の高いブラジル人3トップに攻撃は委任

・その分守備はほぼ免除

・プレスはバラバラ

・組織としての規律は無いけど個々の頑張り(特にGK)で帳尻合わせ

言い方悪いですけどかなりグロいサッカーしてました。

勿論グロくなるだけのスカッドだった、という側面も否めませんけどね。

なんというか、一番銀河系を極め切って攻守のバランスがぶち壊れていた時代のレアル・マドリードってこんな感じだったんですかね。*1

規律も何もないけど、とりあえずこれといったタイミングで頼れる前線ブラジリアンにボールを預ける、という形でした。

 

④昨年の攻め方に戻さない理由

これは簡単。戻す価値がないからです。

言ってしまえばここ数年を否定するところから始めなきゃいけない2025シーズンにおいて、負のレガシーでしかないやり方を取り入れる理由なんてないのです。

確かにチーム内においてこれまで武器だったロペス選手、ヤン・マテウス選手、エウベル選手が活きづらいのはもったいないかもしれません。

ですが極端な話、チームを壊して彼らは活きていたわけです。

これからやらないといけないのはチームと個の共存です。

チームの規律、バイオリズムを犠牲にして活きる攻撃で得られるものなどなかった、というのが痛いほどわかった過去2年間だったわけで、昨年までのやり方は立ち返るものではなく、常に反省材料として置いておかなければならないものだと思います。

 

 

⑤今後に向けた対処法

大きく分けて2つの方法があると思います

・ビルドアップの改善

・前線の選手の入れ替わり

 

ビルドアップが改善されれば、少なくとも後方から空間と時間を前線に届けられるシチュエーションが増えるわけですから、おのずと攻撃は良くなりますよね。

組織的な守備対応が私の想定よりはるかに速い進捗でチームに浸透していることを踏まえても、思ったより早くビルドアップにも手を付けていくんじゃないでしょうか。

まあデン選手の復帰だけでもだいぶ変わりそうですしね。

 

もう1つは前線の選手の入れ替わりで、要するに補強と放出ですね。

今冬にDFラインをガラッと入れ替えたように、次は前線をガラッと入れ替えるとしても不思議は無いでしょう。*2

とはいえ補強と放出は時期が決まっているだけにまずはどのタイミングでビルドアップが変わっていくか、を見ていきたいと思います。

 

⑥まとめ

ここ2年のどうしようもない内容、編成のツケを払いつつ未来に向けての種まきをしているのが今です。

凄まじい勢いで荒れ地を普通の農地に変えたホランド監督とキスノーボヘッドコーチの手腕は信じるに値すると私は考えます。

これから目指さないといけないのは初手から国士無双狙いの無茶苦茶な麻雀のようなオープン突撃などではなく、手堅く振り込まない麻雀のような論理的でじわじわ相手を嬲っていく攻撃です。

その為に必要な基礎、ベースを順を追ってチームに浸透させている、その第1歩としてまずは組織的な守り方がある、というだけのお話です。

私の仮説が間違っていなければ徐々にビルドアップにも手を付けていくでしょうし、基本守備から入りつつもボールをもって支配することも吝かじゃないそんなチームを作るのがゴールになるのではないかと考えます。

まあその完成形がいつ見られるのか、そもそも見られるのかは分かりませんが、暗闇の中で只管トンチンカンな動きに終始していた頃を思えば幸せなことです。

 

*1:ちょうどマケレレを放出して、ベッカムとかジダンボランチやってたような時期

*2:そして植中選手はパフォーマンスが良すぎていつ欧州に行くかわかったもんじゃないですね。