バシャウマです。
バックスの数を何とか揃えたと思ったら、主力として期待していたトーマス・デン選手が負傷で開幕に間に合わないことが判明し、これはもう訴訟覚悟で特別指定の諏訪間選手にインターンシップの領域を超越したブラック労働でもさせるしかないんじゃないか、と思っていたのですが、どうやら新たに1人獲得することが決まりました。
昨シーズンまでの強化部の小ぶりでコンパクトな脳みそであれば、現有戦力をコンバートして乗り切らせようと企んでいたのでしょうが、今シーズンはそうじゃないみたいです。今の強化部は脳みそがギッシリ詰まってますね。
ですが、自分も昨年までの強化部と同じように緊急コンバートで乗り切るかぁ…と思っていたので知らず知らずのうちに脳みそが小さくなってしまっていたことに気づき、愕然とした面持ちになってしまいました。
強化部の脳みそとあんパンのあんこはギッシリ詰まってるに超したことは無いですな。
バシャウマでした。
前振りの通り、新たにベルギー1部のKVメヘレンから、インドネシア代表のサンディ・ウォルシュ選手を獲得することが分かりました。
いいですね。
何がいいかはこれから語っていきますが、いいですね。
ニッキ選手の獲得も見送りとなり、もう流石に動きはないかな、あったとしても法政大の松村選手の内定があったらうれしいな、なんて思ってたので驚きでした。
デン選手不在となると、基本線はキニョネス選手、渡邊選手、松原選手の3バックになりつつ、出せるときは諏訪間選手を出して4人で3バックを回しつつ、スクランブル的に木村卓選手や山村選手がちょっと出るといった形でキワキワの運用をするほかないのかな、と思っていましたがここにきて心強い補強と言えるでしょう。
■外国人なのに外国人扱いじゃない
これが一番大きいと思います。
現状保有している外国籍選手はすでに6人。
ACLEは無制限のため問題ありませんが、Jリーグはなんとたったの5人しか試合に出せません。国内市場がスッカスカで欧州に食い散らかされているのにです。愚かですね~。
ですがご安心ください。
このウォルシュ選手、インドネシア国籍を有しております。
インドネシア国籍はタイなどと並んでJリーグ内では提携国枠という形で、Jリーグでも外国人扱いされません。*1
ウォルシュ選手、生まれは欧州ですがインドネシアにルーツがあるという事でインドネシア国籍も持っておりますが、基本的に欧州サッカーの環境で育ってきた選手です。
キャリアを見ても、アンデルレヒトのユースチームからヘンクのU21チームを経てヘンクにトップ昇格。
そこからズルテ・ワレヘム、KVメヘレンとベルギーの1部リーグを渡り歩いております。
本格的に稼働し始めた13/14シーズンからの11シーズン強で通算280試合14得点25アシストと素晴らしいキャリアです。
そのうち、16/17シーズンおよび17/18シーズンはヨーロッパリーグでも出場しております。
このレベルの選手を外国人枠を使わずに保有できるのはありがたい限りです。
もし日本国籍の選手がこの実績を引っ提げてJに復帰となればおぞましい札束の積みあいになりそうで朝も起きれません。
23/24シーズン途中までは主力でしたが、監督交代によって序列を落としてしまったこと、更に契約が残り半年だったこと*2も獲得に追い風だったと思います。
■3バックの肝
元々4バックの右サイドバックが主戦場ですが、185センチとサイズもあり攻守に稼働できるタイプのように見受けられました。
空中戦自体は身長から受ける印象ほど強くはなさそうですが、全体的にしなやかで無理の効く守備が出来そうだな、という印象です。
ビルドアップ面はちょっと見た感じだとまだわからないです。
おそらくウォルシュ選手は最初は3バックの右CBを勤めることになるでしょう。
デン選手が不在のところをそのままカバーする形で松原選手と争うのがメインになっていくのでしょう。
デン選手が復帰して以降は右WBという可能性も大いにあると思います。
現状のポジション争いを考えた時に、コンテンダーのチームとしては右WBがちょっと弱いかな?という印象はあるので、彼がそのままスライドしてくれると質はぐっと上がりそうです。
今アキレス腱になっている右CBと編成的に苦しい右WBの両ポジションを高いレベルでこなしてくれる期待値があり、私としてもワクワクが止まりません。最高ですね。
■豊富な経験
選手としての力量もさることながら、今やほぼ全日本人Jリーガーが行きたがるといっても過言ではないベルギーリーグで10年以上戦ってきた経験は普段の練習やホランド監督の戦術浸透にも活きてくると期待しています。
ここ数年はピッチ内の判断を見ていてもどこか調子外れというか、合理性を欠いて自分たちのやりたいプレーをやって失敗する姿が散見されましたが、そうじゃない「フットボール」のお手本として背中を見せていってほしいですね。
また、インドネシア代表でも中心選手として国際大会を戦っており、昨年のアジアカップでは日本代表からゴールも奪っていたとのことです。ますます期待大です。
■唯一の懸念
そんないいとこづくめのウォルシュ選手ですが、唯一の懸念材料は24/25シーズンにリーグ戦6試合しか出場できていないという試合勘です。
まあ裏を返せばその序列だからこそ、このタイミングで獲得できたとも言えるわけで、リスクとリターンを考慮すると受け入れるべきではあるでしょう。
大きな怪我はなく、あくまで今のメヘレンの監督のスタイルと合わなかっただけなので、稼働面で大きな不安はしなくても良さそうですが、期待されていたパフォーマンスをすぐに発揮できるのかどうかはまだなんとも言えないでしょう。
そんなわけで開幕直前に心強い新たな仲間が加わることになりました。
流石にここまで動いているとは露ほども思っていなかったです。
昨年末は主力ばかり抜けてどうなることか、なんて言われていましたがこれなら余裕でプラス収支じゃないか、と思いますね。
今年は是が非でもACLEを獲るべきシーズンだとは思っていない*3ですが、ただの再建シーズンで終わらせない、そんな期待をしています。
