琴櫻と豊昇龍の綱取りについて考える

今年の九州場所は実にアツい優勝争いでした。

大関琴櫻関と豊昇龍関が13勝1敗同士での相星決戦。

結果は琴櫻関の勝利で自身初優勝となりましたが、二人そろって来場所の綱取りに期待がかかります。

過去の事例を踏まえつつ、それぞれどれくらいの成績を収めれば横綱昇進がかなうのかを考えてみます。

 

■緩和された横綱昇進条件

一昔前は連続優勝に異様なまでにこだわりを見せており、横綱昇進のハードルがとんでもなく高い状態でした。

ただ、第71代横綱鶴竜関の横綱昇進以降、「連続優勝」へのこだわりは薄れたように見えます。

 

第71代横綱 鶴竜

14勝1敗(優勝ならず)*1

14勝1敗(優勝)

第72代横綱 稀勢の里

12勝3敗(優勝ならず)*2

14勝1敗(優勝)

第73代横綱 照ノ富士

12勝3敗(優勝)

14勝1敗(優勝ならず)*3

 

これらを踏まえて憶測ですが言えるのは

・2場所合わせて25勝は欲しい

・2場所のうちせめて1場所は優勝が必要

といったところでしょうか。

 

これらを踏まえたうえで琴櫻関と豊昇龍関それぞれの横綱昇進条件を探っていきます。

 

■豊昇龍関の横綱昇進条件考察

・昇進確定

15戦全勝 優勝*4

14勝1敗 優勝

13勝2敗 優勝

 

13勝以上の優勝であれば無条件で昇進でしょう。

 

・展開次第で昇進も様子見もある

12勝3敗 優勝

 

勝ち星的に少ないわけではありませんが、直近の場所が12勝で横綱昇進した力士は第66代横綱 若乃花関以来いませんし、その前の場所が13勝で優勝次点であることも踏まえてもう1場所様子見でも個人的にはおかしくないと思いますが、逆にそのまま昇進でもおかしくないため流れ次第でしょう。

 

・もう1場所様子見

14勝1敗 優勝ならず

13勝2敗 優勝ならず

12勝3敗 優勝ならず

11勝4敗 優勝

 

流石に2場所とも優勝無しでの昇進は考えにくいため、優勝できなかった場合は好成績であっても優勝するまで様子見だと思います。

また、11勝での優勝は理論上ありえますが、いくら優勝とはいえ11勝で昇進は考えにくいため、もう1場所様子見でしょう。

優勝じゃなければ白紙になりますが、優勝ならもう1場所様子見といったところでしょうか。

 

・綱取り白紙

11勝以下 優勝ならず

 

11勝以下で優勝を逃した場合は一旦綱取りは白紙となり、また1から出直しになるでしょう。

 

琴櫻関の横綱昇進条件考察

・昇進確定

15戦全勝 優勝*5

14勝1敗 優勝

13勝2敗 優勝

12勝3敗 優勝

14勝1敗 優勝ならず

13勝2敗 優勝ならず

 

今場所が14勝の優勝という非常にハイレベルな優勝であることを加味すると、12勝以上での優勝なら無条件で昇進とみてよいでしょう。

また、優勝できなかったとしても13、14勝なら文句なく昇進になると思います。

琴櫻関は優勝しているだけに昇進か様子見かは結構分かりやすいと思います。

 

・もう1場所様子見

11勝4敗 優勝

12勝3敗 優勝ならず

 

基本的にはあまり条件としては変わらず、琴櫻関の方が14勝で優勝している分だけやや昇進への条件が甘いかなという印象です。

可能性としてはほぼ無いでしょうが万が一11勝で優勝となった場合は一応連覇になりますが、とはいえ直近11勝で横綱昇進した力士はおらず、想像しづらいためもう1場所様子見になるのではないかと思っています。

 

・綱取り白紙

11勝以下 優勝ならず

 

こちらは豊昇龍関と同様、流石に11勝以下の成績だと一旦綱取りは白紙になるでしょう。

 

■まとめ

こうしてみると、同時昇進は結構可能性としては低そうに見えます。

一人横綱照ノ富士関が身体の限界をとっくに超えていることを考えると同時昇進が実現すればそれが角界のためにも良いのかなと思いますが、まずは二人とも大コケしないことを切に願います。

*1:優勝決定戦で同じ14勝1敗の白鵬関に敗れる

*2:14勝1敗で優勝した鶴竜関に次ぐ勝ち星

*3:千秋楽で白鵬関と相星決戦の末敗れる

*4:15戦全勝でも一応優勝しないパターンはありますが、現実的にはあり得ないため省きます。

*5:15戦全勝でも一応優勝しないパターンはありますが、現実的にはあり得ないため省きます。